このログにはBGMが含まれています。
音量設定をONにしますか?
(後からでもメニューから設定変更できます)

約束と腕時計

20210613_0

!SYSTEM
甫嶺 史織が入室しました
!SYSTEM
ヨーゼフが入室しました
ヨーゼフ
ヌッ
甫嶺 史織
にゅ
じゃあなんか導入的なのとかシチュエーションとかは
お任せてしまって?
ヨーゼフ
んむす
甫嶺 史織
おむすび
ヨーゼフ
ころりん
!SYSTEM
背景を変更 by ヨーゼフ
無題
甫嶺 史織
おへやだ!
ヨーゼフ
おへやよー
数日後くらいでよいかしら
甫嶺 史織
おけぴよ
ヨーゼフ
寮のお部屋でよいかなと思う
甫嶺 史織
うむ
ヨーゼフ
フォーゲルヴァーリの誠意をお見せするので……
 
甫嶺 史織
誠意を……
──期せずして大騒動となった、"復讐者"の事件から、幾らかの日数が経った。
負傷者多数でてんやわんやになりはしたけれど(なにせ元々そう人員に余裕がある支部ではない)、なんとか皆無事で。

事後処理もどうにか済ませ、俺達はようやくそれぞれの日常へと戻ることができた。
 
そんなある日の夕方のこと。
学校が終わって寮へ戻る道すがら、ふと思い立ってメッセージを送る。
宛先はいつもの、文面は簡潔に。

「バニラとストロベリーとチョコレート、どれがいい?」
 
ヨーゼフ
という
あたりで
よぜふがご希望のダッツを買って帰ってきます
甫嶺 史織
じゃあチョコで
!SYSTEM
BGMを変更 by ヨーゼフ
無題100%
ヨーゼフ
あいよ

 
ヨーゼフ
「ただいま」コンビニの袋片手に、自室の扉を開ける。
甫嶺 史織
「おかえりー」
携帯ゲーム機を手に何かのゲーム中。モンスターはハントしていない様子。
ヨーゼフ
シャツの襟元をぱたぱた扇ぎながら、鞄を降ろして。
机の上に、甫嶺にも見えるように買ってきたものをとんと乗せる。
甫嶺 史織
「お、さんきゅー。何、サービス良いじゃん?」
ヨーゼフ
「そうか?」ほいチョコ。
甫嶺 史織
「わーい」ゲームを中断して机の上に置いて、カップを手に持って。
ヨーゼフ
俺のはバニラ。
「もう一個冷凍庫に名前書いて入れてあるから、好きな時に食べろよ」
そっちはストロベリーとバニラがもうひとつ。
甫嶺 史織
「えーマジでサービス良いじゃん、何? 見せてもらいたい課題でもあんの?」
なんかあったっけ、と首を傾げつつアイスをもぐもぐ。うまい。
ヨーゼフ
「いや、課題は間に合ってる」もぐもぐ
甫嶺 史織
「ふうん?」首を傾げつつ、アイスを口に運ぶ。
ヨーゼフ
「ただ、その……なんというかな」
「誠意ってやつだ」俺なりに。
甫嶺 史織
「誠意……?」そんなものを示されなきゃいけないような覚えはあんまりないな?
ヨーゼフ
「それにほら最近暑いし……」ほんのり効いた冷房が心地いい。
甫嶺 史織
「何? 俺の知らないところでなんかやらかして後ろめたいとかそんなん?」
ヨーゼフ
「というかまさに俺が知らん間に大騒動になってたじゃないか」
報告書は読んだけれど。
「快気祝いも兼ねてだ」
ヨーゼフ
31食べたくなってきたな……
甫嶺 史織
「あー、いやでもあれは別に俺に対して誠意見せても……? 俺が特別何をしたってわけじゃないしな?」
「まあもらえるもんは貰っとくけどさ」
甫嶺 史織
ストロベリーチーズケーキがいい!
ヨーゼフ
「不可抗力とはいえ、肝心な時に留守にしてしまったし」
もぐもぐもぐ……
甫嶺 史織
「そりゃまあバカンス中で南の島で遊んでましたって言われたらキレるところだけどさ」
「そんなわけでもないんだし別に謝る必要はない気がするけど……変なところ律儀だよなー」
ヨーゼフ
「遊んではいなかった、が……まあ、色々とあったから」
こちら側では二日しか経っていなかったというのが、未だに信じがたい。
甫嶺 史織
「ふーん……?」何があったんだ、と聞かれたいんだか聞かれたくないんだか判断しかねるなと首を傾げ。
ヨーゼフ
「?」なんだその疑問符は。こちらも首を傾げる。
甫嶺 史織
「んーいや、なんでも……?」
ヨーゼフ
「疑問形になっててなんでもないわけがあるか」
甫嶺 史織
「でも別にほんとに何でもないっていうか……」
ヨーゼフ
「──どこで何してたんだとか、聞いても構わんのだぞ」
なにしろ(それどころじゃなくて)報告書もまだ出せていないし。
甫嶺 史織
「聞かれたいならそう言え? 察して聞いてやるほど甘くねーぞ俺は」に、と意地悪く笑う。
ヨーゼフ
「お前なあ」カップの底のほうのアイスをスプーンでカシカシかき集めながら。
「……そうだな、わかったよ。俺が話したいだけだが聞いてくれるか」
甫嶺 史織
「あのなー俺はお前のパパでもお兄ちゃんでもなんでもないんだからな? 面倒見てやる義理はねーの」
「話したいことがあるならせめて自分で言えって。そういう風にな」けらけらと笑う。
ヨーゼフ
かくしかしないほうが
よいか……?(ふわ)(尺とテンポを考えるひと)
甫嶺 史織
どちらでも
お任せダヨー
ヨーゼフ
ふむ……
ヨーゼフ
「すまん」つられて笑って
それじゃあ、と、順を追って話そうか
といっても映画館に踏み入って、誘拐犯の車の中で目覚めるまでがぽっかり空いてしまっているから、だいぶ唐突な始まり方になるのだけれど──
「17にもなってもまだ誘拐されたかと、最初はそんなふうに呑気に構えてたんだがなあ……」
甫嶺 史織
(これはここから続くのを待ってて大丈夫な感じかな?)
ヨーゼフ
(相槌はいれたいときにいれてくれれば……)
甫嶺 史織
(おっけー)
ヨーゼフ
誘拐犯らしき男たちを昏倒させて、車から降りたこと。
そこで初めて、UGN関係の連絡先が一切消えていることに気付いたこと。
それどころか、街中からレネゲイドの気配そのものが消失していたこと──
甫嶺 史織
誘拐されたのお前、と突っ込もうと思ったらそれ以上の突っ込みどころが次々と増えて、眉間に皺を寄せたまま黙る。
ヨーゼフ
「……とまあ、その時は本当に、何が起きたんだと……シオリ?」
眉間の皺に気付いて首を傾げる。
甫嶺 史織
「いやなんでもない、続きどーぞ?」
ヨーゼフ
「そうか?……とまあ、一度は途方に暮れかけたわけなんだが」
「そんな暇もなくてだな。……俺以外にもう一人、同じ車に攫われて乗せられてたやつがいてな」
甫嶺 史織
ふーん? と適当な相槌を打ちつつ、荒唐無稽な話の続きを促して。
ヨーゼフ
「慌ててドアを開けると、なんとまあ、お前が出てきたわけだ」
甫嶺 史織
「うん?」
ヨーゼフ
「まあ、今のシオリそのままではなかったんだが」
甫嶺 史織
「うん???」
ヨーゼフ
「普通に育って成人して、バイト先をふたつ掛け持ちしてた」
甫嶺 史織
「???」
ヨーゼフ
「それ以外の趣味はおおよそ……まあ今と変わらんな。背は少し伸びてたぞ」
甫嶺 史織
「……疲れてんのお前?」
ヨーゼフ
「?」きょとんと首を傾げる。
「いや元気だが?」
甫嶺 史織
「あー、いやいっそそういう幻覚見せられてたとかそういう話?」
ヨーゼフ
「いやいやあんな密度の濃い幻覚があってたまるか」
甫嶺 史織
「じゃあやっぱなんか疲れて……?」
ヨーゼフ
「事実だ事実」
ええと、なんだったか。確かあのメッセージはまだ残してあったはず。
端末をぽちぽちと遡って。
「これはそれからだいぶ後に、こっちの先輩から送られてきたものなんだが」
見せる。
「疑似的な平行世界?とやらにどうやら連れて行かれていたらしい」
甫嶺 史織
「はあ」と、メッセージを読んで。へえ……と気の抜けた声を漏らす。
ヨーゼフ
「お前信じとらんだろう」
甫嶺 史織
「信じてない訳じゃないけど……なんつーか現実味がねえなって?」
ヨーゼフ
「まあ、映画みたいではあったな」
甫嶺 史織
「まあなんかええっと……異世界転生モドキみたいなことしてたと……?」
「そして俺もそこにいたと。へー」
ヨーゼフ
「うむ。ご家族も全員健在だった」
甫嶺 史織
「──……」家族、という言葉に肩を揺らし、黙り込む。
ヨーゼフ
「……でまあ、なんやかやあって。一人暮らしをしてるお前の家に転がり込ませてもらったんだが」
「たぶん、そのころからだろうな。こちら側にもいきなり現れたろう、ジャーム」
甫嶺 史織
「……、あー、うん」
ヨーゼフ
「あっち側でも、徐々に出るようになって」
甫嶺 史織
態度はこれまで通りを保ちつつ、何となく目線を自分の手元に落とす。
ヨーゼフ
20年遅れで起こりはじめた混乱をどうにか留めようと、F市を走り回ったこと。
その過程で英雄扱いされ、そしてやがて自作自演とも疑われたこと。
──その混乱の中でも、異世界の彼は自分を案じていてくれたことを、話す。
「実家の方なら少しは田舎だから、なんて言ってな。……簡単じゃないことぐらい、分かってたろうに」
甫嶺 史織
「……、……」
ほんのりと顔色が悪い。
ヨーゼフ
「……、なあシオリ」
甫嶺 史織
「なんか大変だったんだな? 俺役に立ててた?」
ヨーゼフ
「役に立つどころか。……最後の最後まで、物凄く助けてもらったよ」
言いながら、机の引き出しをがらがらと開ける。
甫嶺 史織
「さっすが俺、やるときはやる男じゃん>」少しだけ早口で、何か誤魔化すように喋る。
ヨーゼフ
「うん。……そういえばそのやるときはやる男から、預かってきたものがあってな」
布で包んで、大事にしまってあった例のものを取り出す。
甫嶺 史織
びくり、とまた肩を揺らす。顔色に滲むのは、怯え。
ヨーゼフ
「お前にだって」
甫嶺 史織
「やだ」
ヨーゼフ
「どうして?」
甫嶺 史織
やだ、いやだ、と呟きながら、幼い子供のように首を横に振る。
ヨーゼフ
「……なんで嫌なんだ?」顔を覗き込んで、宥めるように問いかける。
甫嶺 史織
何かに怯えるような、……何かから責められることから逃げるような顔をして。
目を逸らしたまま、ひゅ、と喉を鳴らす。
「ご、めんなさい」
ヨーゼフ
「うん?」
甫嶺 史織
ごめんなさい、とまた小さく呟いて、椅子の上で守るように身体を丸める。
ヨーゼフ
「何も謝ることなんかないじゃないか」
甫嶺 史織
泣き出しそうな顔を隠すように俯いて、また首を横に振る。
ヨーゼフ
困ったように笑って。
……一瞬迷ってから、その丸まった背中を優しく撫でる。
甫嶺 史織
びくりと身体を揺らしはするものの、拒絶することは無く。ただ小さく丸まったまま、浅い息を繰り返す。
ヨーゼフ
「あいつは言ってた。『俺が俺でいられるのは家族のおかげだから』、って。」
「こっちのお前のほうが、これを必要としてそうだし、ともな」
甫嶺 史織
「嘘だよ、……お前が会ったのは、きっと俺じゃない」
「俺は、だって」
やるべきときにできなかった
ヨーゼフ
「そんなことない。俺はちゃんと知ってる」
甫嶺 史織
こんな風(オーヴァード)になってまで生き延びたくせに、家族のことも守れなく、て」
「自分ばっかり可愛くて、きっと誰のことも守れない、そういう人間だから」
ヨーゼフ
「……お前のご両親はさ。それで怒るようなひとじゃないだろう」
甫嶺 史織
「わかってる、わかってるよ、だけど」
「だけどずっと、──……」
ヨーゼフ
「……だから、お前にはこれが要るんだ」俺もそう思う。
甫嶺 史織
むずかるように首を振る。
ヨーゼフ
「なあシオリ、……ああもう」ひと呼吸して、甫嶺の左手を取る。
甫嶺 史織
「な、に……」
ヨーゼフ
布に包んであった腕時計をその手首にくるりと巻いて、バックルを留める。
「あいつと約束したからな。お前のことも助けてやるって」
甫嶺 史織
「──……」腕に巻かれた時計が目に入れば、すぐにそれが何であるのかを理解して。唇を噛んで、黙り込む。
ヨーゼフ
「生きていて、また明日がくることは、そう悪いことでもないと……教えてやってくれ、と」
「とはいえ、お前が俺とどっちこっちの頑固者なのは知ってるからな。……何回でも、納得いくまで目の前で見せてやるよ」
甫嶺 史織
「何、を」
ヨーゼフ
「とびきりの景色(ハッピーエンド)さ」
甫嶺 史織
「そ、んなの」
ヨーゼフ
「ハリウッドでだって作れないような絶景の、一番の特等席だ。……今度こそ約束するよ」
甫嶺 史織
「信じられるはずない、だろ、……もう、俺は」
「……俺は、裏切られるのは、嫌だ」
ヨーゼフ
「裏切らない。……もう逃げない、折れない。そう決めたから、なあ」
甫嶺 史織
「俺ばっかり大事にして、俺ばっかり夢見て、馬鹿みたいだ」
「お、まえに、とっては、俺は! 幾らでも代えの効くただの一般人なのかもしれないけどさ!」
「俺、は、俺にとってお前は、ずっと特別で、だからもう失くすくらいなら、最初からいらない」
ぐずぐずと泣きじゃくりながら、両手で耳を塞ぐ。
ヨーゼフ
「……、っ」
その手を掴んで、頭から引き剥がす。
「お前の代えなんて、」
「いるわけがなかろう!!」
甫嶺 史織
「い、るよ、いくらでも」
「お前は、知らないだけ、で。知ろうとしないだけで」
「痛いのは嫌だ。知りたくないことは聞きたくない」
「これ以上、……ひとりだって思い知らされるの、俺は、いやだよ」
ヨーゼフ
「一人になんかしない」椅子から降りて、下からその顔を覗き込んで。
甫嶺 史織
ぼたぼたと大粒の涙を零しながら、怯えや寂しさやがぐちゃぐちゃに混ざった表情を浮かべる。
ヨーゼフ
「すぐには信じれなくてもいい。でも、これは忘れないでほしい」
「俺はもう、いなくならない。どれだけボロボロになろうが、絶対に生きて、また次に進んでやる」
「お前が自力じゃどうしようもできない危機に陥ったら、その時は絶対に助けにいく。これも約束する」
甫嶺 史織
「……、……」拒絶こそしないものの、頷くこともせず。ただ怯え切った目をして、じっと見つめ。
ヨーゼフ
「……信じてもいいと思えるまで、何回だって助けてやるよ」
甫嶺 史織
「なんで」
ヨーゼフ
「俺がそうしたいから、というだけではダメか?」眉を下げて笑う。
甫嶺 史織
「それなら、俺なんかよりももっと、マシなものでも、助けたほうが……お前のためだよ」
ひっく、と時折しゃくりあげながらそう呟いて、
ゆっくりと目を伏せる。
ヨーゼフ
「お前を助けたいんだよ。幸せでいてほしい」
甫嶺 史織
「だから、なんで」
ヨーゼフ
「親友だろうが」
「もっとほかの理由がいるか?」
甫嶺 史織
「だ、って、俺、胸張ってお前の親友だって言えるくらい、ちゃんとして、ないし」
ヨーゼフ
「ちゃんとってなんだ、ちゃんとって」
甫嶺 史織
「い、ろいろ、あんの、お前にはわかんないだろう、けど!」
ヨーゼフ
「そうか、そりゃすまん」
甫嶺 史織
「ひとっつも、悪いと思って、無い顔で言ってんじゃ、ねえ」
ヨーゼフ
「かといって辛気臭い顔はやめろってしばしばいうじゃないかお前」
甫嶺 史織
「うるせ、え、程度ってもんがあんだよ」
ヨーゼフ
「そうか」
甫嶺 史織
相変わらずぼろぼろ涙をこぼしながら、ヨーゼフを追い払うように手を振って。
ヨーゼフ
「ティッシュいるか?」自分の椅子に戻りながら、ぐちゃぐちゃの顔を見て笑ってやろう。
甫嶺 史織
「いら、ない」
「……お前なんて大ッ嫌いだ」
ヨーゼフ
「……そんなにか?」
甫嶺 史織
「大ッッッッッッ嫌いだ」
ヨーゼフ
困ったように瞬きして。
「そ、そうか……」
甫嶺 史織
「そういうとこも嫌いだ」
ヨーゼフ
「それは……本当にすまん」
「でも嫌われてても、俺はお前のこと、親友だって言うぞ」
甫嶺 史織
「普通同性の親友には告白しねえの」
ヨーゼフ
「それはー……普通じゃなくてすまんかった」
甫嶺 史織
「謝んのそっちかよ」
ヨーゼフ
「ダメか」
甫嶺 史織
「知るか」
ヨーゼフ
「お前が知らんのじゃあ俺はもっと知らん」
甫嶺 史織
「知っとけ、馬鹿」
ヨーゼフ
「悪かった。許してくれ」
甫嶺 史織
「……結局何なのお前は。俺のことどうしたいの、どうなってほしいの、全然わかんねー」
ヨーゼフ
「これは本音で回答(マジレス)したほうがいいか?」
甫嶺 史織
「知るか」
ヨーゼフ
「それともお前が時々やる、先回りして頭の中では答え出してるアレか?」
甫嶺 史織
「なんだよそれは」
ヨーゼフ
「たまに『あーはいはいみなまで言わなくていいわ知ってるわそれ』ってやるだろう、アレだ」
「……まあ、どんな形であれ。お前がそうやってわあわあ言いながら隣にいてくれたら、俺はそれが一番いいよ」
甫嶺 史織
「……全然わかんねー」
ヨーゼフ
「分からんことを言ってすまん」
甫嶺 史織
「ばーか」それだけ呟いて、椅子の上で体育座りをして膝に顔を埋め。
ヨーゼフ
「馬鹿で悪かった」ちらりと机の上の目覚まし時計を見やる。
「……もうすぐ夕食だな」
甫嶺 史織
「……俺はあとで行く」
ヨーゼフ
「そうか。……何かあったか?」首を傾げて
甫嶺 史織
「こんな顔で皆の前に行けるわけねえだろ馬鹿」
ヨーゼフ
「……目、すごい腫れてるぞ」
甫嶺 史織
「言われなくてもわかってんだよ馬鹿」ばーーーーーか。
ヨーゼフ
「保冷剤かなにか持ってこようか」
甫嶺 史織
「いらん。もういいからあっち行け馬鹿」
ヨーゼフ
「わかった。じゃあ先に行ってる」
「デザート、お前のぶんも取っておくな」皆退院してきたし、また今日から争奪戦だぞ
甫嶺 史織
「あと俺今日どっか別のとこで夜、泊るから」ぼそぼそと伏せたまま呟く。
ヨーゼフ
「……今からか?」
甫嶺 史織
「あとで夕飯食ったら」
ぼそぼそ。
ヨーゼフ
「だいぶ遅いぞ。……外泊申請間に合うのか?」
甫嶺 史織
「別にしなくてもバレねーし、お前がチクんなきゃ」
ヨーゼフ
「お前なあ」
「じゃあどこに行くのかだけ教えてくれよ」
甫嶺 史織
「知るか。決めてるわけねーだろ」ぼそぼそ。半ば不貞腐れたような声。
ヨーゼフ
「当てどもなく夜の街に繰り出そうと?」
補導されるぞそんなの……
ヨーゼフ
この間自分がやったくせに……
甫嶺 史織
「俺がそういうのに紛れるのが一番得意なのは知ってんだろ」
ヨーゼフ
「お前なあ……」
甫嶺 史織
ほれい「お前よりもよっぽどおれの方が紛れるの得意だし……」
甫嶺 史織
「なんだよ」
ヨーゼフ
「なら……」ひょいと視線を斜め上の空中へと向けて。
「俺も抜け出してしまおうかな」
甫嶺 史織
「はあ?」
ヨーゼフ
「一度くらいは夜遊びというものがしてみたい」
甫嶺 史織
「やだよお前連れて夜遊びとか。目立つし」
ヨーゼフ
「ダメか?」
甫嶺 史織
「なんで良いっていうと思ったんだよ逆に」
ヨーゼフ
「俺も連れてってしまえば言いつけもされまい?」
甫嶺 史織
「……脅してんの?」
ヨーゼフ
「そんなつもりではないが……ダメか?」
甫嶺 史織
「………………そもそもお前と離れるのが目的だって察してくれよ」大きなため息を一つ。
ヨーゼフ
「あ、あー…………それは悪かった」
「すまん、うむ」
甫嶺 史織
「もーいいよお前にそういう察しの良さとか求めた俺が悪い」
「わーーかったよもう、此処にいればいいんだろ……」クソでか溜息。
ヨーゼフ
「……いいのか?」
甫嶺 史織
「やだけど?」
「でもお前連れて夜遊びとかもっと嫌だし。無断外泊怒られんのもやだし」
ヨーゼフ
「そ、そうか……」
甫嶺 史織
「なんなんだよもう。せめて嬉しそうな顔でもしとけ馬鹿」
ヨーゼフ
「察しの悪い馬鹿で本当、すまんな」にこにこ……
甫嶺 史織
「ほんとにな」溜息。
「行かなくていーの夕飯」
ヨーゼフ
「うん?……あっ」
まずい出遅れる、とばたばたと立ち上がって。
甫嶺 史織
ひらひら、と相変わらず膝に顔を埋めたまま手を振って。
ヨーゼフ
「じ、じゃあまた後でな!」靴をつっかけて廊下に駆け出していく。どたばた……
ヨーゼフ
廊下で先輩とレースになる
甫嶺 史織
はー、とため息をついて。自分の腕に嵌められた腕時計を眺める。
高校生の手首に嵌めるにはちょっと似合わないデザインのそれは、サイズはちょうどピッタリで。
「……、……」まだ怯えるような顔をしながら、無言で文字盤のガラスに触れて。
「……そういうの、俺には無理だって言ってんのにさ」ふ、と息を漏らしながら笑う。
泣きすぎて少し喉が渇いたなあなんて思いながら。夕飯に集まっていく寮生たちの声を遠くに聴きつつ目を閉じる。
甫嶺 史織
くらいで
〆かな?
ヨーゼフ
ほれいがわらった
ほれい……
甫嶺 史織
苦笑
ヨーゼフ
ゼフはチーズケーキを
【✔:ふたつ確保できた】 [×:とれなかった,ひとつ確保できた]
とれたからにこにこで待ってるね……
甫嶺 史織
アイスも食べてデザートも食べて贅沢姉
ねえ
まあみんなが居なくなったくらいに
のそ……って現れるんじゃないかしら…
ヨーゼフ
「シオリー」ぶんぶん
甫嶺 史織
何で待ってんの帰れよ
ヨーゼフ
ふたつとれたから(ゆびさし)
みたいなやりとりがあったんだ……
きっと……
甫嶺 史織
たぶんね
ヨーゼフ
こうこうせい……
渡しはできた
甫嶺 史織
そうだね
ヨーゼフ
あとはぜふはがんばるだけなので……
がんばるだけ……なので……
甫嶺 史織
なんとなくこう仲直り(?)も歩み始めたので
あとはがんばってくれ…
ヨーゼフ
大ッッッ嫌いっていわれたけどまあ
仲直り(?)していけるといいね がんばります
甫嶺 史織
まあ憎まれ口みたいなもんだからアレは…
ヨーゼフ
ふふ
いつもの甫嶺がだんだんかえってきたなあとおもってにっこりしました 中の人は
甫嶺 史織
そうね
これから信じさせてくれよ
ヨーゼフ
まかせとけ
甫嶺 史織
「もう一度約束破ったら次はねえからな」
ヨーゼフ
「うむ」
甫嶺 史織
「その時は親友じゃなくて友達止めてやるからな」
ヨーゼフ
「わかった。次やったら絶交というわけだな」
甫嶺 史織
「おう。覚悟しとけ」
ヨーゼフ
「うむ。心して臨もう」
甫嶺 史織
甫嶺は厳しいから頑張るんだよヨーゼフ……がんばれ……
ヨーゼフ
頑張るよ……
甫嶺 史織
ほんとに……がんばれ……
ヨーゼフ
カンガルーのバフ効いてるから
永続だから……
ぜふは大丈夫です、がんばります
甫嶺 史織
そうね……
ほれいは多分まだまだ駄目だから頼むぜ…
ヨーゼフ
ふふ
今後に期待
それではログとりはお任せして…?
甫嶺 史織
これから明確に圧し折れるよていがあるからネ
はーい
ヨーゼフ
予定されてる……
かばいとう。ゼップが助けてあげにいかないと……
それではでは
甫嶺 史織
折ります。ばきぼきに。
またねー
ヨーゼフ
マタネエ
!SYSTEM
BGMを削除 by ヨーゼフ
!SYSTEM
背景を削除 by ヨーゼフ
!SYSTEM
ヨーゼフが退室しました

BGMリスト

背景リスト

背景
BGM